いまロンドンの部屋探しが難航のワケ

必要な知識

短期利用に見られる大幅値上げ

先日ブログにこのようなことを書いた。

Booking.comとAirbnbを見ると、いまは観光客が増えているせいか、全体的に価格が高騰。昨年借りた複数の部屋の値段も見てみたが、昨年は需要が無くて値下げされていたこともあって、大きく値上がりしていた。据え置きのところもあったが少数派。

貸切物件は数万円上がっているし、ゲストハウスでキッチンやバストイレが共用のタイプは、3倍の値段を付けているところもあって驚いた。

どこも手の届かないものになってしまった。いまはポンドが高いだけに、余計に高く感じる。

イギリス自己隔離用の部屋探し:貸切物件 vs ゲストハウス

在英日本人コミュニティ向けの情報サイト「MixB」でも物件が減ったと感じていたし、Spare Roomという物件のSNSでもなかなかいいものが見つからないし、返事が来ない率も高いと感じていた。

学生用を含めたStudio(ワンルーム)やフラットを取り扱う不動産会社で昨年利用したところに問い合わせたが、ここもホームページに問い合わせが集中していますと書いてあった。これには新学期がはじまるからかと想像していたのだが。

日本でも今年は留学希望者がエージェントに殺到しているようだし、イギリスは隔離が無くなるし、どんどんやってくるだろう。そして世界中からロンドンに人が集まってきているのだろう。

賃貸マーケットでは供給不足状態

今日届いたSpareroomのメルマガを見たら、「昨年は部屋はいっぱいあったけれど需要がなかった。そして今年は部屋探し中の人はすごい多いけれど、賃貸物件の数は減っている。物件数に比べて部屋探し中の人の数の方が多い。」と書いてあった。

これについては、パンデミックで引越したいのに18か月間引越しを控えていた人たちが、今動き始めているのではないかと。

個人的には、もし彼らが実際に引っ越すことを決めてそれをオーナーに伝えれば、その後は供給が増えるのでは?とも思ったが、今詰まりが生じているのでどれくらいかかるのか。

Spareroomとしても、引く手あまたの貸し手に対して、既読スルーが増えているので、「借り手のストレスを減らすために全員に返事を。親切にしましょう」と呼び掛けている。

広告取り下げ、自動応答機能の利用もあるし。

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