政府隔離ホテルと自己隔離ホテルの計15泊を少しでも快適に過ごすコツ

必要な知識

イギリスや南アなど変異株流行国から帰国してホテルで自己隔離するのは、やはりかなりキツイ。筆者が実践した少しでも快適に過ごすコツを是非参考にしてほしい。特に用意すると便利なものを赤太字で書いている。

なお政府隔離ホテルにおいては、宅配利用のほか、コンビニでスタッフに代わりに買ってきてもらうことができることを覚えておこう。

部屋の清潔度を保つ

政府隔離ホテルの3泊、また自己隔離ホテルの12泊に宿泊の間は、中に人を入れて掃除してもらうことができない。

自己隔離ホテルの場合、部屋をチェンジしていくことで、清潔な部屋に滞在し続けることができる。ただ、引越しはパッキングがあるのでかなり面倒くさい。

そのため、私の場合は1度だけ部屋を変えた。つまり6泊同じ部屋で我慢するということ。

特に気になるのは、バスルームの汚れ。バスタブや洗面台に関しては、スポンジを購入して、ボディーソープをつけて洗っていた。

便器については、便座クリーナーがあると良い。とりあえず、手持ちのサニタイザーをトイレットペーパーにつけて便座の表裏、そして本体の上の方を拭き取っていた。日本のビジネスホテルでは、トイレ用ブラシが設置されていないので水が溜まっているエリアは掃除できない。

床のカーペットの汚れは、通販で届いたガムテープの粘着力を再利用して軽く取ったりしていた。ホテルに頼めば、コロコロを貸してくれるかもしれないとは思ったけれど。

シーツは3日に1度の頻度で換えた。なぜかやたら汗をかいたので。

飲み物を充実させる

どちらもビジネスホテルに泊まったので、緑茶やほうじ茶の粉茶が部屋に備え付けられていた。

私はドリップコーヒーのセット紅茶のティーバッグを持ち込んだ。

イギリスでいつも買っていたデカフェ

政府隔離ホテルで食事時に配布されたものの飲み切れなかったカップの味噌汁やドリンク類を自己隔離ホテルでいただいた。

またネットスーパーでカップのお汁粉、葛湯など、違ったタイプのドリンクも手に入れた。鶏ガラスープを持ち帰っていたので、乾燥わかめを買ってわかめスープにして飲んだり。

部屋に備え付けのカップをフルで使うので、食器用洗剤とスポンジを購入し、どんどん洗って違う種類のものを飲んでリフレッシュを心掛けた。

現金を用意する

政府隔離ホテルで買い物をしてもらう、自己隔離ホテルに移動してから自販機を使う、現金のみのデリバリーを頼む、コインランドリーを使うにしても、とにかく現金が必要。日本はこんなにも現金社会なのだと改めて驚く。

自己隔離ホテルに移動後はATMに行けばよいのだけど、あとから陽性になったら心配なので、店内に立ち入らないことを自己ルールとしていたので、家族に現金を送ってもらうなどした。

ちなみに、自販機でSUICAを使って飲み物を購入しようとしたけれど、半年使っていなかったせいか、エラーが出た。その後隔離期間が終了して改札でタッチしたら、買い物にも使えるようになった。たとえ残額があっても、しばらく利用しないとフリーズしてしまうのかもしれない。

1日に1食は、あたたかい食事を

政府隔離ホテルで食事が冷たかったことが辛かったので、自己隔離ホテルでは1日1食はあたたかい食事を手に入れるようにした。

ときどきはネットスーパーで買ったカップ麺を食べたけれど、体調管理のために、人が料理したものを食べるように心がけていた。

店内に立ち入らないようにしていたので、ルームサービス、デリバリーを利用。これがものすごく大変。

ルームサービスが口に合わず、おもにデリバリーを利用することに。

出前館やUber Eatsなど、成田近辺は登録店数が少ないうえ、1500円以上、3000円以上といった利用制限があり(同じ千葉でももっと人口が多いエリアでは800円以上から配達などあるのに)、ひとりで一食頼むには不向きだと知る。かなり金額が上乗せされているし。

2食分まとめて注文し、昼と夜に食べたりもしたけれど、電子レンジも使わないようにしていたので、余計にもやもやする。

ちなみに出前館を利用するときは事前にクーポンを必ずチェックすること。

その後居酒屋がホテルまで1食からデリバリーしてくれるお弁当を連続利用した。メニューが日替わりであり、おかずが3種類とか入っているのが栄養バランスの意味でもありがたい。ただ日によっての当たり外れが大きかったのが正直なところ。またつくりたてでまだ温かいときよりも、冷めたものが届く方が多かった。それと現金のみというのが個人的に厳しかった。

政府隔離ホテルでは醤油があるとベター

お弁当では、少なくとも昼と夜は、焼き魚が入る。ほかの料理は味が濃いけれど、魚に限っては味がほとんどついていない。鮭、鯖、鰆醤油がついていないので、自前の醤油があると少し食べられる。

店内に入らないテイクアウト

居酒屋のデリバリーは、フロントもしくはホテルの外で引き渡しだったので、それなら自分でお店に行って買うテイクアウトでも同じじゃないかと考えた。

なんとか店内に入らずにテイクアウトを買えるところを探しまくった結果、京成成田駅付近では、「餃子の王将」があった。

小窓からオーダーをする仕組み。ここはクレジットカードも使えた。

この駅の近くにはたこ焼き屋さんがあったけれど、ここは現金とPayPayのみだった。PayPayも一番簡単なチャージがATM利用になってしまうので断念した。

なお、成田駅前のマクドナルドがGoogle Mapで「店先受取可」と書いてあったので問い合わせたのだが、店の外での引き渡しはできないという答えだった。

電子レンジ含め調理不要の食事

届いてから数日経過の冷蔵庫内(生活感がすごい)

朝食や夕食は、調理不要で常温か冷蔵庫で保存できるものを用意した。

朝はりんご、みかん、いちご、キウイといったナイフ不要の果物(キウイはスプーンの柄でカットした)。そしてヨーグルトシリアルを追加することもあった。心の栄養にシュークリームやメロンパンなどの甘いものを食べるときも。

夜は、納豆+キムチ+ツナ、ブロッコリーのスプラウト(緑黄色野菜として)、きゅうりプチトマトのサラダをローテーションか両方食べるなど。

マヨネーズを買ったほか、政府隔離ホテルでサラダについていた小袋のドレッシングを持ってきて使った(ほとんど葉がないので使いようがなかった)。

口寂しいときは、ナッツや、めかぶクリームチーズが便利。お菓子も買った。

先ほど飲み物の欄に書いた、カップの味噌汁やわかめスープなどで暖を取った。卵はスープやラーメンなどに入れるのにも使える。

夜中におなかがすいたときのために、やはりカップ麵などあると安心。

食器、備品

ビジネスホテルの部屋には皿、カトラリーがないので、購入するのが快適に過ごすコツだとは思う。だけど、ネットスーパーの配達が来る前、テイクアウトなどで手に入った発泡スチロールなどの容器を再利用した(食器用洗剤とスポンジは既に持っていた)。あんまり気分がいいものではなかったけれど、短期間だからいいか、1回で捨てるのはもったいないという思いと、使い捨て用に作られたものなので洗っても雑菌が取れないかもしれない、とにかくみじめ、といった気分が交互にきた。食器は買ったほうがよかった。

食器を拭く、果物や野菜を洗ってから水気を拭き取るのにキッチンペーパーがあるとよい。イギリスから1ロール持ち帰っていたのを使った。

京成成田で使えるネットスーパー、コンビニ宅配

なお、京成成田駅付近ではコンビニ宅配が利用できない。

そしてネットスーパーが利用できるのは、私調べではイオンのみ。

午後に注文して翌日午後に届くくらいのイメージ。到着時間は先着順で選ぶことになっていて、早朝にオーダーしてその日の夕方に届くように選択できたことがあったけれど、それはまれ。

政府隔離ホテルで退所前にPCR検査の結果が分かるのが13時頃だったので、それからネットスーパーで注文してその日に移動先の自己隔離ホテルで受け取るのが理想だったけれど、選択できる到着時間は最速で翌日の午後だった。

ネットスーパーは送料300円くらいなので頻繁にオーダーするのはもったいないので、2回に分けて注文した(1回だと賞味期限がもたないものがあるし、部屋の小さない冷蔵庫に入りきらないという問題がある)。

耳栓

時差ボケのなか、自己隔離ホテルでは掃除の時間が始まったりするし、他の部屋のゲストが早朝から大声で話していたりする。耳栓は重要。

(政府隔離ホテルでの食事のアナウンスを耳栓をするなどして聞かなかった人も多くいそう。すぐには部屋の外の弁当を取っていなかった人が多く見られたので)。

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