日本に帰国後、イギリスや南アなど変異株流行国からの帰国者を中心に、政府隔離ホテル(検疫所が指定の宿泊施設)に滞在することになるが、その後の自己隔離期間、自費でホテルで過ごす人に向けての情報。成田市内と都内のビジネスホテルに問い合わせたときの答えをまとめた。
イギリス帰りについてのホテルの反応について
私は、予約時にイギリスからの帰国だと事前に伝えるようにしていた。後で何かあったら迷惑がかかると思ったからだ。
2つのホテルと連絡を取ったけれど、とくにそれで断られることは無かった。
政府隔離ホテルで3泊した場合、自己隔離ホテルは要12泊!
帰国後は14泊すればよいのではない。15泊必要。
政府の表記が分かりづらく、長いこと勘違いしていた。
自己隔離ホテルをチェックアウトする予定の前日に疑問を感じ、厚労省のホットラインに電話したら15泊ということが判明。慌てて1泊予約を追加した。
入国日をカウントしないで、まるまる14日間、自己隔離をしなければならない。
14日目の23時59分まで、自己隔離期間。
「帰国から14日間」と書かれているので、絶対勘違いしている人が沢山いると思う。
検疫所のバスのみで辿り着ける自己隔離ホテル
政府隔離ホテルからは検疫所のバスで、成田空港もしくは羽田空港まで無料で送ってもらえる。さらにそこから、いくつかのホテルへ向かう無料のバスが出ている。
ホテルを予約する前に、検疫所のバスでアクセスできるのか、ホテルに直接聞くのがおすすめ。
外出はできるのか
厚労省は、「自宅等で待機し、安静にお過ごしください」「不要不急の外出を控え、やむをえず外出する場合には、マスクを着用し、公共交通機関を使わないでください」とある。
政府隔離ホテルで退所の際、散歩してもいいのか質問したところ、人との接触を避ければ散歩をしてもよいということだった。
買い物もやむを得ない場合は、マスクを装着して短時間でといった話だった。
部屋からの外出についてのホテルの見解
あるホテルは、外出についてホテルとしては関知しないということだった。
外出して買い物をする人が多いらしく、チェックイン時にコンビニやスーパーの場所を案内された。
部屋の掃除
滞在中は掃除ができないというのが厚労省のガイドラインに従った指針。
ホテルによっては、滞在中に部屋を変えていくことで部屋の清潔さを保つことができる。
リネン交換
タオルやパジャマは毎日新しいものが袋に入れられ、ドアの外に置かれる。宿泊者は使用したものを袋に入れてドアの外に出す。
シーツ類はフロントに連絡して同じシステムで交換できる。
ゴミ出し
ゴミは袋の口を縛り、ドアの外に置く。
コインランドリー、自動販売機、電子レンジ
マスク装着のうえ、自由に使えるとしているホテルもあれば、可能な範囲で夜間など他の宿泊客に遭遇しない時間帯での使用を言われる場合もある。
ちなみに問い合わせたホテル、宿泊したホテルでは、洗剤は自動投入(別途購入不要)で、コイン式だった。そして宿泊したホテルでは、洗濯+乾燥が1時間程度で500円だった。洗濯物の量にもよるが、しっかり乾燥させるなら追加で支払う必要があった。
自動販売機はコイン式。電子レンジはコインランドリーの近くに設置してあることが多い様子。
館内レストラン
朝食を含めたレストランの利用はできない。ルームサービスがホテルによって可能。
デリバリー、宅配
部屋まで電話連絡の上運んでくれる。
しかしその場で現金のやり取りがある場合は、自身が直接その販売業者に支払いし、受け取る。
事前に予約していて政府隔離ホテルで陽性になってしまったら
陽性の場合は、自己隔離のホテルチェックイン当日であっても、キャンセル料が免除という回答が2つのホテルからあった。
ちなみにAirbnbも検討したが、あるホストは前日までのキャンセルでないと全額返金ができないという回答で、政府隔離ホテルの直後の宿泊施設としては選択できなかった。