ライターが小規模事業者持続化補助金・一般型の採択者に

必要な知識
Exif_JPEG_PICTURE

「小規模事業者持続化補助金」は、個人事業主を含めた小規模事業者が販路開拓や業務効率化をすることで事業を持続させることを目的とした補助金だ。おもに宣伝費として使うことが多い。

この制度はコロナ禍において政府に大々的に宣伝されるようになったので、日増しに知名度が上がり、競争率はどんどん高くなっている。

今年の4月は採択者(合格者)は44%までに下がっているが、一般型の場合、75万円以上の経費に対し50万円(限度額)が支給されるのは魅力的。

ライターでもOK

世の中には多くの補助金・助成金制度があるが、ライターでも使えるものは非常に少ない。

小規模事業者持続化補助金の場合、商工会議所や商工会によるものなので、商業に携わる人でないといけないイメージはあるが、対象となる事業者はもっと広い。

2021年に創設された事業再構築補助金も、おそらくライターでも使えるものかと思うが、150万円以上使って100万円が戻ってくるという規模であったり、仕事内容を変える/増やすなどいろいろ制限があって使いこなすのは難しい。

すべて海外への旅費でもOK

わたしはイギリスで仕事をするための滞在費として、こちらの補助金を使わせてもらった。すべて交通費や宿泊費。

家賃は認められないので、ホテルか民泊でもAirbnbやBooking.comなどのシステムを使うと申請がおりやすいと言われ、実際それが認められた。

正式に書類が交付された後の経費のみが対象になる。わたしの場合、その前に出国していて、途中からの経費を対象とした。

あとから領収書提出があるのだが、フライトの場合はチケットの画像のほか、料金比較サイトの画像なども見積もりをとったものとして必要になってくる。

現地は公共交通機関はOKだが、タクシーなどは認められないので注意。

商工会議所

商工会議所でも商工会のサポートを経て、自身で申請するかたち。商工会議所でも商工会でもどちらでもよい。

入会していなかったけれど、非常に親切に熱心に対応してくれた。よろず支援拠点の方と一緒に、何度も申請の書類の志望動機や今後の経営方針などについてアドバイスをしてくれ、大幅に書き直すことで申請が通ったかたち。

たとえ採択されなくても貴重なアドバイスをもらえたと感じた。

(後日、その商工会議所に入会)

補助金が入金されるまでのスケジュール

採択者が増えたので、事務局の審査に時間がかかり、これまで以上に補助金が入金されるまで時間がかかっているようだが、わたしの場合。

2021年に報告書を提出後、何度か提出書類の修正などがあり、すべてOKとなって補助金額が確定するまで4か月近く。その後入金まで1か月。

採択されてから、報告書を提出まで半年近かったこともあるけれど、最初に商工会議所に相談に行ったときから入金まで1年以上。

長かったー。でも全額経費が認められたとき、入金されたとき、とってもうれしかった。

海外に赴く際に注意したいこと

現地で修正があるかもしれないので、電子申請をすること。

またjGrantsにログインする際は、携帯電話のSMSに届くコードが必要となる。海外で違う携帯番号を使う場合は、出国まえに登録しておく携帯番号を家族のものなどに変更しておく。

ログインできずに事務局に電話したところ、登録の携帯番号を修正するのに外部に依頼をしないといけないとかで少なくとも1週間はかかると言われた。

わたしの場合は急いでいたので、1本のSMSを手に入れるために1日だけドコモの通話を復活させてお金がかかってしまった。


いろいろ手間はかかったし、これはきちんと経費になるのだろうかという不安が絶えずあった(むだに心配性)けれど、やってよかった。

タイトルとURLをコピーしました