個室ありでキッチンなどをシェアする物件には、ホストと同居するもの、しないものがある。
ホストと同居するパターン、しないパターン
同居パターンは、ホストが住んでいる家の空き部屋を貸し出すことになる。
ふだんは使っていない部屋の有効活用で小遣い稼ぎ!な軽い気持ちでAirbnbを始めた人もいれば、ゲストとの交流を楽しみにしているホストもいる。
長期契約で下宿する人が一時的に途切れたのでその穴埋めとして貸し出す人もいれば、長期の下宿人を取るよりゲストが入れ替わり続ける方が気が楽、もしくは単価が高いAirbnbのが儲かるからとあえて選択している人もいる。
それらもビジネスなのだけれど、ホストと同居しないパターンは、投資物件なので、ぐっとビジネス度が高いように思える。
ホストと同居しないメリット
イギリスでは、Airbnbとかではない長期契約のシェア物件において大家同居は避けられがち。
一緒に暮らしていると、なんでも大家の目に留まりやすくなる。キッチンやバスルームの扱いについて、より口うるさくなる。
イギリスでは一般的に大家は変わり者が多い、嫌な人が多いと言われているそう。
同居しなければ、ふるまいを観察されることがないので、細かく注意されることがなくなる。
ホストと同居しないデメリット
もともとAirbnbに現地の人との交流を求めて来ている場合は、ホストと同居でないと意味がない。他のゲストとの交流がキッチンなどであるが、他のゲストも現地の人ではない。
キッチングッズなど、簡素で最低限のものになりがち。ホストがそこに実際に暮らしている場合と、大きな差がある。
またホストがそこに暮らしていないとなると、キッチンのメインユーザーがいないことになる。掃除はしているはずなんだけれど、なぜか、キッチンがなんともいえない臭いがする物件が少なくない。たとえば油の酸化した臭いとか。
これはAirbnbに限らず、キッチン付きゲストハウスはその傾向にある。ユースホステルもこれに近いものがある。
日本でも貸別荘はときどき奇妙な臭いがすることがある。この感じわかるだろうか。
不思議だけれど、使う人が旅人でどんどん入れ替わっていく家ではどうにも生じやすいこと。