HSPのためのAirbnb物件探し~きれいな部屋の探し方

Airbnb
Airbnbで19軒の家に泊まった経験から語ります。

オンラインでHSPのテストをしてみると高得点を獲得してしまう私。推定HSPだが、昔から友人たちに「繊細だよね」と言われてきたのは確か(そしてそれが恥ずかしかった)。

人の家にはとても興味があるのだけれど、民泊自体はストレスになり得る。

少し潔癖や不安になりやすいといった気質も持ち合わせているので、私の場合ほかの人には気にならない些細な点が気になって疲れている可能性がある。

これまで数多くのAirbnb物件を利用してきた経験から、HSPの人に向けて、よりよい部屋を探すコツを紹介していきたいと思う。

「清潔さ」が5.0の部屋を選ぶ。

部屋を選ぶときに絶対見る必要があるのが、レビュー。その中でも一番重視しているのが「清潔さ」の項目だ。

これを食べログの感覚でジャッジしてはいけない。4.0を超えていればすごい、ではない。

満点の5.0になっているものを選ぶのが正解。

さらに、レビューの中で、「SUPER CLEAN」という言葉が何人かから発せられていて、ようやくまともな物件だと考えてほしい。

5.0の評価の家でも、実際に行ってみると、「あ、ここはあまりきれいじゃないな」という箇所が絶対にいくつもあるものだ。例えば、靴置き場が小汚いとか。タンスをあけてみると引き出しに髪の毛が入っているとか。自由に使える調味料が数年まえに賞味期限が切れているものがいくつもあってぎょっとするとか。

そういったささやかな例だけでなく、キッチンはすごくきれいだけど、寝室はボロボロとか。そういうパターンもあった。

(日本の親戚や友人宅では完璧に清潔だと感じる家があるのに、こちらではそのレベルにはなかなか遭遇しない)

なので、5.0を選んで初めて「標準」だということなのだ。

「清潔さ」4.9の部屋で味わったこと

以前、「清潔さ」が4.9で、レビューにもいくつも「clean」と書かれているところに滞在したことがある。実際は、トイレの便器の水が溜まっているところが茶色くなっていたり、イギリスなのに紙を詰まらなさいように横の汚物入れに紙を捨てるシステムにしていたり、まな板が茶色く変色していたり、天井に大きなシミがあったり、部屋になんともいえない臭いが漂っていたり、カトラリー入れが汚かったり・・・そんな家だった。

これについては、私がどう対応したのか別記事に書きたいと思う。

レビューの「清潔さ」高得点のからくり

さて、なぜ不潔でも4.9 という高得点が生まれてしまうのか。

Airbnbのアンケートのつくりに問題がある。

ゲストが回答するアンケートは項目ごとに5段階評価になっている。「清潔さ」に関しては、「5」を選ぶ分にはそれ以上の手間はないけれど、「4」以下を選ぶとなると、キッチンがダメだったとかバスルームが不潔だったとか、どこが汚かったのかを選択したり書いたりして示す必要が出てくる。

なので、面倒を避けるために「5」を選びがちだ。

むしろAirbnbが、高評価を作り出すために意図的にそういうつくりにしていると、私は考えている。

また、ホストの性格が良い場合、これまでのレビューが高い場合は、自分が評価することで値が下がってしまって、相手のビジネスに影響を与えてしまう心理的プレッシャーがある。そんな理由で「5」を選ぶ人も少なくないと想像される。

逆にいえば、わざわざ手をかけて「4」以下は選ぶことで意思表示をする人がいるから、4.9以下の数字になるのだ。

人によって清潔の基準が違う

さらに、育った環境によって、清潔と感じるレベルが純粋に違うということを覚えておきたい。

私が利用してきたのは、「まるまる貸切」(一人暮らし)と「個室」(ホストと同居)の両方だが、1泊あたり最大£50だ。

これは、ロンドンに賃貸契約で暮らしている人からすると高いけれど、短期滞在で割高になるAirbnb上では安い価格帯に入る。

飛行機でいえば、エコノミークラスの利用者が泊まる宿。だから、各国のさまざまな生活環境で育った人が評価しているということに気づいてほしい。

さきほどの4.9の家も、初日はちょっと耐え難いと体がこわばるほどだったが。家主は本気で自分の家が清潔だと自信をもっていた。それは、何人もの利用者に「cleanな家でhappyだ」と言われたからとのこと。きっとそれらの人たちも、本当に清潔だと感じたから褒めたのだろう。

Airbnbの中でも、とても高い物件なら、客層が良く、評価の信用性が高い可能性があるが、それでも「高得点のからくり」は頭に入れておいた方がいいだろう。

LGBTの家

サンプルは2軒なので、言いきれないのだけれど、ゲイの方の家、レズビアンの方の家、どちらも「清潔度」が5.0の通り、結構清潔だった。そして、インテリアのセンスがとてもよかった。ある意味偏見かもしれないけれど。LGBTかどうかは、概要欄に書いてある場合もある。

タイトルとURLをコピーしました