海外旅行傷害保険目的で持っていたいクレジットカード

必要な知識

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は、大きく分けて2種類ある。1つが出国後に自動で保険がかかるタイプ、もう1つが手続きをすることで保険がかかるタイプだ。

複数使って補償額を大きくするのがおすすめ。

出国後自動で始まるタイプ【自動付帯】

まず持っておきたいのが、この出国後に保険が自動でかかるタイプ。旅行商品をそのカードで購入しなくてもよいタイプを選ぼう。

保険のかけ漏れがないのが安心感を与えてくれる。

たとえば私の持っているMileagePlusは「UCセレクトカード」に分類されるものなのだが、日本を出国してから3か月後の午後12時まで有効。

※MileagePlusは2021年7月出発以降の分利用付帯に変わりました

View Cardは自動付帯だけれど、賠償責任、携行品の損害、救援者費用が対象でないことに注意したい。

手続きをすることで保険がかかるタイプ【利用付帯】

ノマドワークが3か月以上になるときは、さきほどのカードの保険が切れた後のことも考えなければいけない。

それが、手続きをすることで保険がかかるタイプのカードだ。

私はリクルートカードのJCBとVISAを持ってきている。同じリクルートカードだけれど、保険補償額を合算できる。そして年会費が無料。

JCBの方の規約を見ると、保険を開始させたいときは、「参加する募集型企画旅行」つまりツアーに申し込むか「搭乗する公共交通乗用具」の支払いが必要ということで、現地で開始する場合は電車やバスなどの支払いをすることになる。

滞在が3か月未満の場合も利用付帯させて補償額を大きくするのに使える。

気を付けたいこと1:キャッシュレスサービスがあるか

MileagePlusの保険のよいところは、補償額は大きくないけれど、キャッシュレスサービスがあること。提携先の病院であれば、こちらで立て替えることなく利用できる。リクルートカードの場合、一旦立て替える必要がある。

気を付けたいこと2:利用付帯の公共交通乗用具の内容

なにがこの公共交通の対象になるか、保険によって違う。

リクルートカードの利用付帯で保険を開始させるためにオイスターカード(ロンドンのSUICA)にチャージしていたが、確認したらチャージでは適用されないということだった。トラベルカードも対象外のため、直接切符を買う必要がある。

Mileage Plusも電子マネーのチャージ、デポジット、プリペイドカード購入費などは対象外としているので、オイスターカードの入手やチャージは対象外ということだろう。

さらに、タクシーや配車サービスが対象のところとそうでないところがある。イギリスだとUberやBoltは、リクルートカードJCB、VISA(MUFG)ともに対象となる。

Mileage Plusの場合、届いたお知らせにはタクシーや配車サービスは書いていなかった。

船が対象となるところとそうでないところもあるので問い合わせよう。現地からも国別対応の電話で確認できるので、後から実は保険期間になっていなかったと知って血の気が引くようなことは避けよう。

気を付けたいこと3:補償額

ここ数年は、カード付帯の海外旅行傷害保険だけで過ごしているけれど、保険補償額がいくらだったら安心というのは、なんとも言えない。本当に難しい問題。

高ければ高いほど安心だけれど、使うことになるかどうかはわからない。いまのところ、帯状疱疹や歯の詰め物が取れた(後者は立て替えだった)程度のことが1回の滞在につき1回起こるくらいで、Mileage Plusだけでカバーできているけれど。

国民健康保険の海外療養費制度と組み合わせる手もある。

いろいろな情報を得て、準備しよう。

カード会社による最新情報を得たうえで行動しよう。

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