海外に滞在中は、現地のSIMを使い、ドコモ自体は番号保管で回線を休ませる人が多いのではないだろうか。
帰国後は番号保管の解除を行いできるだけ早くドコモの回線を復活させる必要があるのだが、これがわりとやっかいだ。
他の電話機でドコモに電話をかけるか、ドコモショップに行かなければならない。しかしそのハードルが高い。
たとえば、空港から隔離施設(政府用意のものでも、自前でも)に直行するのであれば、電話を人に借りるチャンスがない。公衆電話は少ないし、ホテルの部屋で電話がないところが増えた。時間帯によってはドコモのショップは閉まっているだろう。
こんなとき、ドコモの回線を早く復活させる必要がある~入国者編~
翌日にでもドコモショップに行くつもりでいたら、急にフライトの濃厚接触者に指定されて身動き取れなくなる(ドコモショップに行けない)こともある。
なぜドコモ回線が必要かというと、保健所からの電話を受ける必要があるし(日本と海外の番号を両方空港検疫で伝えていたが)、Wifiを使ってLine Outで問い合わせをするにも、フリーダイヤルやナビダイヤルにかけられないから(基本的に入国者の場合、入国者健康確認センターが窓口だが、それ以外に問い合わせが必要となるときも私の場合はあった)。
今回、自身のスマホでドコモの回線を復活させる方法をみつけたので紹介したい。
Wifiで、LINE Outの有料クレジット課金をして、海外用番号にかける
まずは、Wifi環境を用意し、LINE Outのクレジット課金をする。
この課金方法については検索してほしいが簡単で、240クレジットが250円ほど。1分あたりの通話は3クレジットなので、240クレジットあれば、80分かけられる。
LINE 「海外からの問い合わせ番号」のページにある番号にかける。時間は日本時間で午前9時から午後8時の間にかける。
日本にいるけれども、LINEからかけるときは、+81をつけて「海外で一般電話などからかける場合」の番号にかける。これがポイント。
それ以外の方法がダメな理由
ダメだった方法とその理由は以下の通り。
×国内用番号にかける
番号保管解除する場合は、ドコモのスマホから151にかけるか、一般電話からなら0120で始まる番号にかける必要がある。
手元の電話はドコモの回線が止まっているので151にかけられない。
LINE Outは無料でも有料でもフリーダイヤルにはかけられない。
×LINE Outの無料コール
広告を見ることで通話が無料でできるLINE OUTは、1回の通話が3分までになる。番号保管解除をするときは10分以上かかるので使えない。
×海外で使っていた電話会社に課金して国際電話
イギリスの電話会社giffgaffの国際電話用に課金をして電話をしてみたがが、10ポンド分の通話は飛ぶように終わってしまった。
イギリス内から日本にかけるときは非常に安くかけられたのだが、日本に来てから使う場合は料金体系がまったく違うようだ。
×代理人に解除依頼をしてもらう
家族に代理で電話してもらったが、本人ではないのでダメとのことだった。家族のスマホをスピーカーフォンにして私とドコモのスタッフが直接話せる状況を作ったが、電話口にいないことを理由に断られた。
この手続きが面倒だったので、ahamoにしたのだが、思わぬ落とし穴が。。。 詳しくは「1か月以上の海外ノマドワークにahamoが向いていないわけ」