わたしは1か月前にオミクロンに感染したばかりなのだが、今回日本帰国時に機内の濃厚接触者扱いになり、7日間の隔離が言い渡された。
以下、入国者健康確認センターに問い合わせて分かったこと、体験からわかったことをまとめた。
問い合わせ先
入国者の場合、ルールなどの問い合わせは入国者健康確認センターになる。ここは18時までの対応なのだが、滅多に電話が通じないのが困りもの。
体調が悪いなどの連絡は地域の保健所が管轄する専用ダイヤルに連絡する。
濃厚接触者、その理由
2022年3月時点では、機内の濃厚接触者は、陽性者と同じ列か前後2列にいた場合に対象となる。
たとえ直近でコロナに感染していても、ブースター接種の証明書を持っていても、その両方であっても、濃厚接触したウイルスが違う種類のものかもしれないという理由で、自己隔離しなければいけない。
隔離期間
オミクロンの場合は到着日を0日とし、7日目の23時59分まで自己隔離が必要となる。それ以外の場合は14日間の隔離になる。
一般的な濃厚接触者の場合、抗原検査キットによる期間短縮ができるが、入国者は対象外。
濃厚接触者扱いから免れられる場合
例外としては、保健所に「最初にMySOSで申請していた席からすぐに移動した」「まわりはガラガラでほとんどいなかった」と主張し、それが認められれば免れられる場合があるとのこと。
食事の買い出し
短時間であればOK。
公共交通機関の利用
国や都道府県が許可していなくても、市区町村が認める場合がある。
わたしの場合、濃厚接触者という連絡が、入国の26時間後くらいに来た。待機なし(隔離なし)対象者だったので個人的に宿泊施設に来ていた。そこから徒歩圏内で自己隔離できる施設がなかった。
入国者健康確認センターはハイヤーを利用しろとのことだったが、地域には対応できるハイヤーの会社がなかった。地域の保健センターに問い合わせたところ、濃厚接触者の場合はほかに手段がないので、公共交通機関の利用を認めると言われた。
入国者健康確認センターによる健康管理
毎日自身でMySOSのアプリに健康状態を入力する。
位置確認と外出しているかどうかの確認のため、毎日同じような時間帯(わたしの場合は前後1時間以内)にビデオ通話がかかってきて、背景と一緒に顔をうつす必要がある。
応答しなかった場合は警備員が来ることもあるというが、食事の買い出しのときに外で取ったときが2回、応答しなかったことが1回あったが問題なかった。
地域の保健所からは1回電話がかかってくる。
PCR検査ができる場合
息苦しいなどよほどの場合、また自身で用意した抗原検査キットで陽性になった場合のみ。
困ったこと
濃厚接触者というのは本当に中途半端な立場。療養施設に入れるわけではないし、個人的にホテルなどを確保するのが断られて難しいしできても金銭的補償はない。食事のサポートもない。検査もしてもらえない。
そして電話が滅多につながらない、なされるべき連絡がなされないことに困る。
検体解析をするというウソ
「陽性者の検体解析結果は判明次第お知らせしますがオミクロン株以外であった場合14日まで待機継続となります」と連絡しておきながら、結局連絡が来なかった。7日の待機が終わった翌日の朝に「入国者健康確認センターと連携を解除しました」としれっと連絡が来ただけ。自宅以外で隔離の場合はとくに、いつまでかかるのか8日目まで分からないと宿の手配に困る。
これについては、入国者健康管理センターは、「いまゲノム解析をやっており、わりと時間がかかります」など回答していたが、まじめに待っていても連絡がない。地域の保健所は、ほとんど解析なんかやっていないといっていた。
感染可能性が低い人を自己隔離させるのであれば、せめて検査で待機を解除させるとか、それがだめでも連絡だけはしてほしい。かなり失礼だし、不信感が募った。