大聖堂が美しく、イングランド最小の市Wells(ウェルズ)

観光

「とにかく魅力的なまちだから」と、Glastonbury(グラストンブリー)旅行の際に宿泊することを元ホストファミリーからすすめられたWells。ロンドンから南西というかほぼ西に車ならば3時間ほどのところに位置する。

写真を見せられて、すぐに行くことを決めてしまった。

イルミネーションが、シチリアで見た感じと似ていて、レトロな雰囲気がよい。

大聖堂

まちを散策中に見かけた大聖堂。この景色もイタリア感があって。本当にイギリスなのかと。

ロンドンとは雰囲気が大きく違って気分が上がる。

翌日見学にやってきた。

こんな田舎で、こんなに荘厳で美しい大聖堂を見ることになるとは。

夕方見にきて、内部を見学し(無料)、見足りなくて翌朝また訪れた。

奥行きもあって巨大。どこから見ても圧倒され、ぐるぐる周囲をまわって様々な角度から見てみるのだけれど、まったく見飽きない。

聖職者のターコイズの服が、石造りの門にドラマチックに映える。

ビショップ・パレス

大聖堂の隣に位置する、英国国教の主教の公邸。800年前からあるのだそう。

一般開放されているお堀を散歩。要塞のような雰囲気で、中世に迷い込んだような気分になる。これだけで大満足。

水路

ちのハイストリート(中心の通り)に到着してまず気が付いたのが、水路があること。

いまもカバーしないところがなんだかよい。日本でもそういうところがあるので懐かしい感じがした。

もともと、ビショップ・パレスから湧き出た水を、馬糞などを流すために作られたのだそう。

落ち葉が大量に流れていたりするけれども。いまは子供たちが跨ぎながら歩いてみたり。犬が水を飲んだり。

この水路も大きな魅力だと思う。

レストラン

街で一番口コミ評価が高い「The Courtyard Restaurant」を訪れる。

お腹が空いたので早く食事をしたく夕方5時に訪問したつもりが、なぜか4時45分くらいに訪れてしまった。外で休憩していたスタッフが中に入ってウェイトレスの人を呼んでくれて。ウェイトレスも気の良い人で5時前にオーダーを取ってくれて、非常に恐縮する。

金曜なのに終始貸切状態の夜。

地元のものが欲しく、飲み物はビールをオーダー。ブリストルのものだけど、割と近い。

味わいはギネスの甘さやこってり感を感じつつも、それを爽やかにした感じでおいしかった。冷えたのをオーダーできたし、より爽やかになったのかもしれない。

メインは、シェフにおすすめを聞き、シーバスを焼いたものをチョイス。

トマトとディルのソースをかけて食べる。ソース自体はとてもおいしいのだけど、シーバスがなんだかいまひとつ。パリッともしておらず、ぬるっと感があった。皿のふちにかかったビートルーツ塩みたいなものをつけて食べると味にメリハリが出る。

「本当に熱いので気を付けて」と言われた、熟成チェダーチーズがとろけたポテトをサイドメニューとしてチョイス。正直、こちらの方がメインよりおいしかった。

メインは選択ミスだったのかも。

billにはサイドメニューの料金が書かれていなかったので申告したら、サイドメニューの料金(£3.3)は、メインメニューの料金( £13.85 )に含まれるという話で。そんなお店なかなかないだろうと、狐につままれたような気分に。

町一番のレストランといっても、小さな町(市だけど)だとそこまでレベルは高くないのか。メニュー次第ではもっとおいしく楽しめるような気がもする。スタッフが親切で親しみやすいのがおすすめかと。

イタリアンの食堂

夕方5時閉店の20分前くらいに訪れたら、テーブルに椅子を上げて消毒して閉店準備に入っていた。簡単なものならOKだというので店内に入る。

子供が窓際の席で宿題をしていて、シェフのお父さんとサービス担当のお母さんがはたらく、簡易食堂といった趣のお店。名前は「Cafe Nostra」。

フライヤーはもう止めているということで、パニーニを注文。モッツアレラと生ハムとトマトをチョイス。あたたかいし、生ハムたっぷりでおいしい。ボリュームもたっぷり。

£4.7とお手頃価格で、サービス料もメニューに含まれていた。

店内はイタリアのお菓子やケーキがところせましと並んでいる。

軽く食べたいときにおすすめ。

石とわらの壁

石とわらでできた壁の家がところどころ見られる。

今回利用した宿も、この写真の家ではないが、似たような家。主人は、猫を膝に載せて編み物をするという、夢の世界にいるような高齢の婦人だった(「おばあさんのやっている宿」だとイギリス人に話したら、「ロッキングチェアにでも座ってた?」と聞かれ、「ロッキングチェアではなかったけれど、膝に猫載せて編み物してた」って言ったらうけてた)。

第三世界の子供たちにチャリティで編んでると。家の中の階段には、椅子が電動で動くようになっていて自分の老後のためなのか、誰かが使っていたのか分からないけれど、バリアフリー対策ばっちりの家だった。

交通

ロンドンからBathまで電車で1時間20分ほど。便によって、また予約時期によって値段は変動するが、私の場合往復で£53くらいだった。

そしてBathから路線バスで1時間半ほど。バス会社は2社ある。

今回利用したのはFirst Groupで、片道£6.5。学割だと£4.5。のアプリを使うとさらに安くなるそう。

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